元祖BMS界のバーサーカー・aozunaさんのソロCD。
前作の『Blue Gem(廃盤)』がガバ、ノイズといったaozunaさんイメージそのままなベストだったのに対し、今作は直球ガバは少なめで、中速曲やボーカル曲など変化球的な曲が多い裏ベスト的なモノになっています。たぶん。
マッチョ的な暴力性は薄れていますが、本能的に体を動かしてしまうノリの良さは健在で荒々しい雰囲気は失われていません。
Bパックマンネタの曲。とぼけたシンセが正にロッテルダム。
FはデジタルハードコアAのセルフリミックス。暴力的になったギターリフがカッコイイ。
G『D7 7KEY』収録の「Ghost Revival」アレンジ。ゴアシンセの盛り上がり具合は異常。
Hsirenネタ(?)のスピードコア。視点ジャックをしているような不安定さが良い。
Jペプシマンネタのナードコア。あの有名フレーズがガバキックにこれほど合うとは。ノリノリで聴けるアッパーチューン。今作で一番のお気に入りです。
N今作でもっとも凶暴なぶち壊れブレイクコア。とにかくアゲまくりの声ネタが最高!押して押して押しまくるってな曲です。
P邪宗教的な女性コーラスをフューチャーしたハードトランス。ゴア的なトランス感があります。2:33からの盛り上がりがたまらない。良曲!
@CDといった(氏にしては)BPM抑え目のテクノも良い。
うるさい曲とクールな曲がバランス良く収録されているので全17曲ダレることなく聴けます。
様々なタイプの曲が収録されてますが、とにかく全曲に共通しているのがノレるということ。
なかなかの良盤です。
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