5/4TAKEPODの顔、槇タケポンさんを抑えて馬鹿の極み(旧名:55坊主)さんがメインに立つオリジナルミニアルバム。ボーカル有りが2曲、インストが4曲。
今までの5/4TAKEPOD作品とはかなり異なった作風なのでご注意を。
なんともコメントしにくい新名義に似合わずシリアスな内容。
ほとんどの曲が大人っぽいムーディーな曲調。なのにタイトル通り、不思議とまとまりの無い不条理なCDになっています。
何と言っても一番の聴き所は前作の「SU」で才能を開花させた馬鹿の極みさんの開始2曲。ボーカルと生演奏をフューチャーしたアダルティックな楽曲は素晴らしいとしか言いようが無い。C72で購入したCDの中でもベストトラックのひとつ。
リゾート地に似合いそうな曲調はSJV-SCさんの「SunsetGlow」に収録された同人音楽の名曲「Sea Side Seat」を彷彿とさせます。聴き直したらあんまり似てなかったのは内緒
@エロいギターが心地よいAOR。ボーカルがむちゃくちゃうまい。裏打ち好きにはたまらないハイハットとオーロラのような包容力のあるシンセがナイス。良曲。
A再度AOR。ボーカルの巧さが際立つ曲です。フェードアウト付近で浸れる。
B槇タケポンさんの激しいプログレ。このCDを不条理にしている大半の原因がこの曲でしょう。浮きまくってる。途中でノイズを入れたりと遊んでます。個々のフレーズは好きですが、このノイズの入れ方はちょっと……。
Cオルガン+ピアノのみで構成された曲。タイトル「ハエ」。なんで?
Dここからはゲスト曲。SHO"SCRATCH"SUMMERさんによるアコギメインの曲。男性声がグワーとくるところが気持ち良い。浸れる。
E冒険アニメのBGMに使えそうな明るいプログレ風味の曲。1:36から入ってくるピアノが最高。
良曲が揃ってます。@ADEはヤバイ。これはオススメです!
アダルトな雰囲気に弱い人はたまらないのでは。
ボリュームが少な目なのと、混沌としすぎているのが弱みか。曲数が少ないとちょっとでも微妙な曲は目立ってしまう。
次はもう少し統一感のある内容でフルアルバムを聴いてみたいな。
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