オリジナルのテクノアルバム。

暗いムードのテクノ集。アナログな音色やメロディアスなメロは影を潜め、普段よりリズム重視/反復志向です。フレーズはちょい（サイケデリック）トランス気味とも言える。
うーん、ちょこちょこ良い曲もあるが総じて地味というのが正直な印象。ビビッとくるフレーズが少なかったです。
サウンドメイキングの質の高さは相変わらずなんですが、通して聴くとダレてしまう。全体的にドンヨリしてるからかな？ �B力強いバスドラに合わせてrazunaさんの歌が乗るお得意のボーカル・テクノチューン。電子音だけなのにロックしてますね〜。この曲は文句無しにカッコイイ。
�D微エレクトロ。ロボットボイスが印象的。思わず一緒に歌ってしまう。
�Gトランス寄りの楽曲。哀愁シンセでシリアスに展開。良いフレーズだ。
�Hからはフィナーレに向ってノンストップで進む。前半は微妙だけど�J以降の展開は秀逸。「DJMIX」より「組曲」と呼びたくなるドラマチックな構成に引き込まれる。特にハードテクノ�K→ミニマルファンク�Lの流れはグッとくる。

ダークにインテリジャンスなテクノ。
アーティスティックでどんよりしているジャケの色合いはある意味的確にCD内容を表している気がする。
氏にしては個性的な曲が少ないCDという印象です。