女性ボーカルのオリジナル・アルバム。
ボーカルとピアノの伴奏のみのシンプルなスタイル。暗めのポップス。ドンヨリというわけではない。乙女らしい陰世界。
メロディセンスの良さは目を見張るものがあります。質素ながら感情を揺さぶられる旋律がいっぱい。
ボーカルは特別上手いというわけではありません。むしろどちらかといえば不安定。
しかし、ハスキーな声質は好み。特に高音にグッときます。
ほとんどの曲が2分前後の短い曲なのも特徴。
変に長くしてダレてしまうより短くまとまってて良いと思う。
(良い意味での)物足りなさからつい何度もリピートしてしまうのはさながら女性ダークポップス版初期ビークル。
歌詞は女性サークルらしいなぁという印象。
@スピード感のある一曲目。この曲のメロディが気に入ったらCDの残り全部気に入ると思う。
AAメロ×2→サビ×3という面白い構成。早口でまくしたてるように歌うサビが良い。「霞む〜♪」の本当に霞みそうな歌い方が好き。
Bインスト。このCDでは珍しく明るい曲。Aからこの曲への流れが素晴らしい。
C悲しく歌うバラード。サビのあがり具合がたまらん。
E穏やかなピアノが涙を誘う。
G試聴時点で電流が走った一曲。グッドメロディだらけ。激しくツボです。このサビは泣くわ。今作で一番好きな曲。
シンプルな形で極上のメロディを届けてくれる良盤。かなり気に入りました。
悲しいメロディ、高音ボーカルが好きな人にオススメ!
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