ハスキーな歌声が特徴的な桃木さんの3曲入りソロミニアルバム。
いままで民族系のイメージがあった桃木さんですが、今作はポップス色が強い。民族色は1割入ってるか入ってないかぐらい。 どの曲もサビでの開放感が素晴らしく、伸び伸びとした桃木さんの歌声が映える曲ばかり。歌うことを楽しんで、力を抜いて歌っている印象。
ポジティブな歌メロと、力強いながらあくまでもボーカルを支えるアレンジメント。 ---- @明るいポップス。ドームコンサートが似合いそうなスケールの大きいサビが素敵。力強く鳴くギターも良い味を出してる。タム回しがちょい民族風とも捉えられるけどあくまでもポップス。気持よく聴ける良曲。 Aガラッと低めに声色を変えてクールな曲でのマイナー調の歌へ。アコギが入ってて哀愁漂う感じ。歌謡色が強いAメロが少し苦手ではあるけど、上下への振れ幅の大きいサビは好み。ギターソロ後にがっつりと重みのあるグルーヴが一瞬出てくるのがカッコイイ。 Bミドルテンポのバラード。子供を抱き抱えるような温かい母性を感じる穏やかな曲です。自分の苦手な曲調ではあるんだけど、ゴスペルにも通じる幸福感溢れるメロディとそれを歌いあげる桃木さんの歌唱力が素晴らしくてすんなりと気に入る事ができました。 --- ポップスの魅力が詰まったミニアルバム。
前々作の「NUMINOUS WORLD」からグッとレベルが上がってきて、今作ではオーソドックスな楽曲にもしっかりと桃木さんの色を付けられる、歌い手として確立された個性を感じることのできるまでにいたってます。
さっぱりした聴き心地でなんどもリピートしてしまう魅力があります。 |