まこと珍しきかなスクエアの名作・デュープリズムのアレンジCD。
BMS系サークル・cy:cleからということで四つ打ちテクノトラックがメイン。
とはいえ、速い曲もゆったりした曲も原作のグッドメロディが生きている。誰もが好きだった旧・スクエア時代……いや、SFCの熱中したゲームを思い出させるどこか懐かしい響きが心地良い。 cy:cleでは一番好きな一枚。 ---- @170BPMぐらいの高速トラックにゲームをプレイした人なら忘れられない「デュープリズムのテーマ」が乗っかる。しょっぱなからギア高め。デュープリズムの曲は独特のメロディセンスがあるなぁ。 Bspineさんによる「街」アレンジ。ブリンブリンな極太ベースが腹を刺激するブラックなノリのシカゴ・ハウス。ケツを下品に振りたくなるエロベースは最高の一言です。渋いビートとオサレ・ハウスピアノでワイルド&クールに攻めながら、3:04でカラッと明るくなるコード進行にヤラれます。お気に入りの一曲。
Cルゼさんによる「旅立ちの森」アレンジ。たぶんプレイした人なら誰もが印象に残っている変拍子の「ティラリラリラティラリラリラ……」のフレーズが登場します。懐かしすぎて、もう……っ! Gkozatoさんによる「ファンシーメル」のライトな雰囲気のポップ・トランス・アレンジ。イントロのワンフレーズが聴こえた瞬間から希望が溢れ出るような幸福感あふれるサウンドは相変わらず。その後も次々とポジティブに泣けるフレーズが登場して琴線に触れまくります。ここのところkozatoさんはハズレ無しだ〜。グッとくる良アレンジ。 J「最後の戦い 2」アレンジ。疾走感のあるブレイクビーツに必要最低限のウワモノ。静かに激しい曲。自分の周りをまわるボスから逃げ回りながら攻撃する緊張感がよく出た曲です。と、書きながらラスボスどんなのか覚えてなかったり……。高確率で武蔵伝あたりの記憶が混ざってる気する〜。
Mkozatoさんによる「メインテーマ」を中心としたメドレー。デュープリズムといえば「森」のイメージが強いのですが、この楽曲から感じるのはまさに緑、大木、湖といった自然の静けさ、そしてそこで頑張る二人の主人公。優しくも勇敢なデュープリズムという作品をよく表現した曲です。 ---- 真っ当なデュープリズムアレンジ。 脳天直撃するようなダイナミックなアレンジはありませんが、馴染みのあるメロディがすんなりと耳に入ってきて懐かしい気分になります。アレンジ(特に少し前のゲームのアレンジ)なら当たり前だったわけだけど……重要なことだよなぁ。 原作をプレイしたことがある人なら聴いて損はないでしょう。 |