DJ sapphire a.k.a aozunaさんのRezアレンジミニアルバム。5曲入り。

ガバで有名なAozunaさんですが、今回はガバやハードコアといった要素はゼロ。原曲拡張系のテクノで勝負しています。
ウワモノは大きく変更せず、リズムをよりタイトなテクノに仕上げた感じ。普段の暴れ具合に比べるとかなり堅実な作り。
最初は地味だなぁと思っていましたが、何度か聴いてるとすごくノレるCDだと気付きました。ガバじゃなくてもリスナーの体を突き動かすサウンドであるところは変わっていない。

�@「Buggie Running Beeps」アレンジ。あの耳に残る原曲フレーズはそのままにキックを強くして4つ打ち感アップ。全体的に音が硬くなっててカッチリしたイメージ。
�A「Protocol Rain」アレンジ。BPMをグッと落としてダブっぽい感じに。一つ一つ確実にリズムを刻んでいく。とてもストイック。
�B「Creation The State」のドラムン調アレンジ。リズム隊がファンキー。原曲とまた違った切り口でとぼけた感じを出しています。適度な疾走感が癖になる。
�C「Rock is Sponge」アレンジ。原曲をそのまま正統派4つ打ちハードテクノにした感じ。ガバキックとまではいかないけどなかなかに強烈なキックが鳴り響く。
�D「Fear」アレンジ。ずっしりとしたスローテンポのテクノ/エレクトロニカ。音による空間作りが秀逸で自分を中心に灰色の空間が構築されて行くような感覚があります。声ネタの使いどころがカッコいい。『Fear is Mind killer』 Rezの正統派テクノアレンジ。
Aozunaさんにしては異色作と言えます。これはこれで良い！
ほぼ原曲そのままの雰囲気なんだけどノリが違う。良くも悪くももっと俗的なノリになってます。
Rez好きでハードテクノ好きなら楽しめるはず。