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Skywards
サークル Whisper Records
元ネタ オリジナル
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ケルト系のオリジナルミニアルバム。インスト4+ボーカル1。
HPにライナーノーツあり。

光田さんの影響が見受けられるケルトミュージック。全体的に明るい曲調です。相変わらずメロディが良い。
やっぱり民俗系の音色は独特の温もりを持っていて癒される。大人しい曲とアップテンポ曲のバランスも丁度良い。
普通に聴いても十分良作なんですが、HPのライナーノーツを読むとコンセプトアルバムである今作で奏でられる物語がわかり、より深く聴く事ができます。
ライナーノーツを読んでから聴いて、全ての曲がストーリーのイメージをうまく捕らえているのに気付いた時は軽く感動した。
わずか5曲ながら起承転結がしっかりしていて、聴き終わった後は一つの物語を読み終えたような気分になれます。ライナーノーツを読む前と違った視点からCDを聴けるのが面白い。

@ゆったりとしたオープニングナンバー。前に出過ぎないフィドルがナイス。
A今作のイチオシ。元気のあるアップテンポ曲です。明るい中にも微かな哀愁を感じさせるメロディが素晴らしい。2分あたりから始まるお祭りのような楽しげな盛り上がりには笑みすらこぼれてしまいます。C73のCD全体でもトップランクに位置する一曲です。
Bで一気にトーンダウンして落ち着いた曲調に。最初はそれほどかなぁと思っていたんですがライナーノーツを読んでから評価が一転。情景がイメージできる良い曲です。
Cひたすら同じコードを繰り返すスローテンポ曲。少しづつエフェクトを強めていくのはある意味ポストロック的。これもBと同じくライナーノーツを読んでから好きになりました。雨雲から太陽が顔を覗かせたような覚醒感があります。浸れる。
D締めはボーカル曲。メロディセンスの良さが遺憾なく発揮された低速ポップソングです。サビが泣ける。歌詞もCD(物語)のフィナーレとして後味じの良い内容に仕上がっています。

ポップスとケルト音楽が上手く混ざり合った良盤。
ケルト系が好きな人にはたまらないでしょう。
流行の民俗系同人音楽の中ではズバ抜けて良い。
ライナーノーツを読むのと読まないのとではひとつの「ミニアルバム」として受ける印象が全然違うので是非読んでおくことをオススメします。

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