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Will it BREAK?
サークル salvation by faith records
元ネタ ゲームよろず
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「原曲破壊 」をコンセプトにしたコンシューマーゲームアレンジ。原曲元はボンバーマン、マリオランド、もじぴったんなど有名所が多いです。
曲調はいつもと同じく、クラブサウンド要素が入った非シリアスな楽曲群。

「原曲破壊」といっても、元のフレーズはしっかりと残っています。カットアップやクリックといった元曲をシュレッダーにぶち込んで再構成したような難解なアプローチはありません。コンセプトに躍起にならず「ボンバーマンでレゲェ/ヒップホップっておもしろくね?」といったアイディアという名の衝動/思いつきを形にしちゃった印象。

で、その結果は良曲の集まり!耳馴染みのあるフレーズが「こうくるかっ!?」って切り口でアレンジされて面白い。
そしてなにより、それらがカッコよく仕上がっているのが最高です。
あくまでも良い曲………いや楽しい曲を作ってるのがSBFRらしい。
原曲フレーズが残ってるのも「あの有名曲がこんなヘンテコになっちゃうか?!」というインパクトがより強くなっててイイ方向に動いてる。
良作です!

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@「メインテーマ(ボンバーマン)」がヒップホップになってしまったアレンジ。お馴染みのフレーズの上に乗っかるラップサンプリングが妙にマッチしててカッコイイ。擦りまくりのスクラッチもお気に入り。ボンバーマンがこんなクールになるなんて!ちなみに曲の思いつきはボンバーマン→ボンバへ→レゲェとのこと。おう……。

AAOiRO_Manbowさんによる「1-1(マリオランド)」。フレーズ反復を多用したハウス・テクノ。声ネタやガバキックなど色々詰め込みのやりたい放題で、一貫してるのは楽しく踊れるアッパーなヴァイブレーション!マリオのグッドメロディが耳に残ります。3:47からの声ネタが騒がしくて好き〜。

B「タイトルテーマ(PSO)」のアンビエント/エクスペリメンタル・アレンジ。鋭いドローンシンセとノイズ気味に連打されるキック。この曲は他に比べて派手に原曲破壊をしてます。それでいてイルカの鳴き声シンセなどしっかりと原曲は生かされてる。癖はあるけどハマるとガッシリ持っていかれる良曲。

C背骨商会さんによる「メインテーマ(魔界村)」。なんていうんだろう……のっぺりレイブ盆踊り?中速BPMの中に「Zombie Nation」に通じるダサい音のシンセに和の心を感じる盆踊りクラップ(もとい手拍子)。こっそりSIGSIGのメロディが聴こえたり、GO BERZERKの声ネタが入ってたりとカオス。でも気づいたら身体を揺らしている自分がいる。中毒性の強い曲です。

DAOiRO_Manbowさんによる「GRADIUSIC CYBER(弐寺)」。ビッグビート的なアプローチで、鳴き声SEにザクザクしたギターが絡んでめちゃくちゃカッコイイ!ビッグビート好きにとってこのギターフレーズは生唾モノです。たまらねぇ。後半にガバ化するのはご愛嬌。

E「FEVER(Dr.MARIO)」のガバアレンジ。メインフレーズに合わせてどぎついキック。一瞬オルガンシンセが入って神聖な雰囲気になりながらもそこから更に暴走。スカっと聴ける面白さがあります。ちなみに曲名は「THE DRUG FEVER」。おう……。

Fああああ a.k.a ルゼさんによる「ふたりのもじぴったん(もじぴったん)」アレンジ。SBFR過去作に収録されていたあおろいどさんの同曲アレンジのボーカルにエフェクトかけてラリった風にして……なんとも和音が歪んだ気持ち悪いトラックのアブない曲。
ドラえもんのタイムワープ画面を延々と見ている気分。4:02からのグルグルとボーカルがリフレインする展開は完全にトリップしてる。
こんな気持ち悪いもじぴったんアレンジはSBFRでしか聴けません。最悪だ(褒め言葉)。「THE DRUG FEVER」のあとにコレがくると笑えないw
でもなんでだろう、癖になる。8分あるけど通して聴ける謎の求心力があります。

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良い意味でヒドい原曲破壊アレンジ。
まず出てくる言葉は「ヒドイww」。それでいて曲としては素晴らしい。ネタとマジの境界線。最高にSBFRしてる作品です。
全曲が個性的で良曲。本当に全曲が気に入ってるので、いつも書いてる「今作で一番好きな曲」が決められないくらい。

有名曲アレンジだし、なにげに幅広くアピールできるCDだと思います。
刺激の強いCD、面白いCDが聴きたいひとは是非。

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