東方オーケストラアレンジというコンセプトの元に作られたこのCD。製作者の意図通りに出来上がっているのではないでしょうか？

曲は原曲を大きく変えずに音色をオーケストラ風にアレンジされています。スネアの使い方がマーチっぽいのでどれも勇ましく聴こえます。オーケストラということで低音が普通の曲と違うので新鮮。
ジャケットは外見、中身ともにクラシックのCD風でブックレットにはキャラ絵でなく風景画と一緒に曲について細かくコメントされています。それらを読みながら聴いていると、頭の中にどんどんイメージが沸いてくる。
曲が原作のステージ順になっていてCDを聴き終えると一つのストーリーを終えた気分になれます。

ジャケット、曲をすべて合わせて一つの作品になっています。手を抜かずに作ったこだわりと東方への愛が伝わってくる良いCDです。
飽和状態の東方アレンジの中でも特徴があるCDなんで東方アレンジに飽きたっていう人は聴いてみては？